ほっとする
カテゴリー:地域のこと
熊本地震の前に建てたお客様(熊本地震ではほとんど被害はありませんでした。)のお家を設計したときに暖炉を設置する話になりました。
私はなぜ暖炉を付けるのですかとお尋ねした時です。ご主人が「火を見ていると癒されるのです」と言われたのです。
いま思ってみるとヨーロッパの食卓によくキャンドルがあるのに気が付きます。電気の無かった時代に必要なものだったのでしょうが、炎の明かりや、揺らぎを見ていると「ほっとする」ことがあります。
玉名の菊池川沿いにハゼ並木があります。江戸時代に蝋燭の原料である蝋をハゼの実からとるために、また、護岸の補強のために打植えたものです。これも20年ほど前ですが、この地区のまちづくりの団体でこのハゼ並木の蝋を利用して和蝋燭作りをまちづくりの一つの柱として始められ、蝋燭は完成しました。
モデルハウスでは将来的にキャンドルの販売や、和蝋燭造りの体験会なども開催していきたいとも考えています。私たちが人生を送るのに「ほっと」したり、「癒される」感覚を覚えることは、幸福感や楽しさを感じることになるのではないかと考えています。